2015年3月にキックオフした私から生え抜き役員への事業承継(ハッピー・リタイア・プロジェクト)は、2017年9月末で第一次完了となりました。28年間続けた山あり谷あり経営。頑張ってきた企業を生え抜き役員に事業承継したことで一応の区切りをつけました。
プロジェクトの一貫として1200キロの四国八十八か所お遍路の歩きも30日間で結願できました。
引き継いでくれた新経営陣には感謝と期待をしています。

事業承継

なぜこの時期(この年齢)で事業承継したのか?とよく聞かれます。その理由は、大きく2つあります。

一つ目の理由は、
人のやる気、能力を伸ばすには思い切った権限以上が必要だということです。人は任されてなんぼ、潜在能力を120%発揮するためには思い切った権限移譲をしなければだめだということを多数の人を使って確信しました。

二つ目は、
いつかはいなくなる自分の責任として、私が元気なうちに、次に託す人材に引き継ぎ、企業継続をしなければならないという責務です。

事業承継という決断はなかなかできないものですが
私はこの決断で人生にとって最も有意義で自分が成長できたと実感しています。託すことで自分も成長させてもらいました。事業承継のポイントは任せきることです。新経営陣を信頼してすっぱりきれいに承継しました。

人材育成と社会貢献

今後の私の役割は、次世代の人材育成と社会貢献です。
企業、組織、そして国は継続させるために次世代への引き継ぎのために人材育成が必要です。
私がいままでに経験した知識や
モノゴトへの考え方を伝えていきます。

そして、社会貢献ですが、
大きく2つあります。
国内の社会問題となっている地方と都会、特に東京圏との格差です。
生産量、人口の問題もありますが、
情報格差も深刻です。私のふるさと信州も同様。いままで育ててくれたふるさとへの恩返し、そして日本の地方が元気に暮らす人たちが笑顔になるような活動をしていきます。

もう一つの活動は国際貢献です。
たいそうなことはできませんがボランティアの一貫で世界の恵まれない子供たちに共通言語である音楽を楽器を提供することでつながろうと行動します。平等な学びの格差は日本国内より深刻です。一助となるような活動を地道に行っていきます。
そして、まだまだ使える緊急自動車を
海外へ寄贈する活動も行っていきます。賛同自治体、賛同企業、賛同者を集めて国際親善の橋渡し役になれるように努めます。

2017年10月1日
一般社団法人PROsホールディングス
代表理事 秋元 敏

代表プロフィール

代表理事 秋元敏

  • 長野県小川村で出生。18歳までヤギと暮らす。
  • 小学校4年生で当時村会議員の父親を亡くす。
  • 小学校低学年から熱中していた化石収集に没頭し、将来は地質学者の夢を抱いていた少年時代。

  • 高校卒業時の進路選択で地質学者を目指すか迷ったが、
    化石よりコンピュータの時代を予感し、コンピュータ専門学校に入学する。
  • 卒業時点で長野県の複数企業で面接し好結果を得たが大卒優先という選別で落とされる。 第一回目の学歴差別を実感する。
    野望をもってというか、しかたなく東京の企業に入社。
  • その企業でオペレーターという二交代制の現場で経験を積みながら2年後に同い年の4大生が就職してくる。2年先輩として4大卒の初任給を見るとはるかに高い。
  • 2回目の学歴差別を目の辺りに人事部長に理不尽を直訴する。
  • 最初の会社は4年で卒業し、転職活動。なにもわからないまま自分を売り込みに複数社の門をたたく。

  • そこでフリーランスを知り自営業としてスタート。
  • 7年間のフリーランス時代に当時職場だった保険会社部長の勧めもあり起業。31歳。
  • 以後幾多の試練を乗り越え、いまに至る。

主な役職